イタリアの人気ブランド「ロロ・ピアーナ」
イタリアの人気ブランド「ロロ・ピアーナ」
桜の開花とともに今年も春夏シーズンがようやく始まりました。
4月にもなるとお店には各ブランド続々と新柄商品が出揃ってまいります。
お店としては全てのブランドを丁寧にご紹介したいところですが、なかなか人手が足りず、今年は特に注目の伊ロロ・ピアーナをご紹介したいと思います。
ロロ・ピアーナ社がイタリアを代表する生地メーカーであり、ブランドであることは皆さん良くご存じのことと思います。東京では銀座の一等地に直営店がありますからね。
そんなロロ・ピアーナですが、良く同じイタリア物の中で比較に出されるのがエルメネジルドゼニア社。
そのゼニア社と比べ、ロロ・ピアーナ社はどんなところにその特徴があるのでしょうか?
ロロ・ピアーナ社の特徴
この特徴は、伊ビエラ地方のメーカー(例:キャノニコ社、REDA社)には総じて同じような特徴がありますが、ロロ・ピアーナ社は特に紡績(糸作り)・毛織(生地を織ること)・仕上げ、から製品をレディースを含めて販売していることから、特に女性的な風合いを作ることが特徴です。
この点、比較に出されるゼニアと比べると、ゼニア社はメンズブランドのため、ややしっかりした仕上がりであるのに対し、ロロ社の製品は女性からの受けが良いのは、こういった違いからくるのかもしれません。
その中で、2021年春夏は次のようなラインナップで展開予定です。
AUSTRALIS<オーストラリス>
従来、Super130’Sというシリーズで展開されていたのがこのオーストラリスシリーズ。
原毛がSuper130’Sより更に細いSuper150’Sとなったのを機に、この名称になりました。
Super***’Sとは原毛の細さを示しますが、インポートオーダースーツ素材だとSuper100’Sぐらいからありますが、一般にはSuper120’S位までで、そこから先は二字曲線的に価格が上がります。
ビッグヴィジョンでも高級素材を取り扱っていますが、Super150’Sを超える素材は
<絶対の一品>だけであることからもその希少性がお分かりいただけるかと思います。
そんな原毛を柔らかく織りあげたオーストラリス。
最終仕上げのフィニッシュの良さから光沢感も素晴らしいのも特徴の1つです。
シングルスーツ上下 88,000円(税込96,800円)
ZELANDER<ジランダー>
ロロ・ピアーナの春夏用素材の代表格であるジランダーの特徴は、夏用にサラッとした触感を生むように織られた平織の組織です。
前述のオーストラリスはこの点、綾織(あやおり)でその分生地がしっかりしていて艶感は素晴らしいのですが、真夏には少々肉が厚いという弊害があり、日本の夏にはジランダーが適しています。
夏にサラッとした風合いながらもロロ・ピアーナらしい艶感を楽しみたい方にお勧めのシリーズです。
シングルスーツ上下 88,000円(税込96,800円)
SUMMER TIME<サマータイム>
サマータイムは、ロロ・ピアーナの夏用のジャケット地のシリーズ。スーツメインの当社ではマイナーな存在かもしれませんが、実は一番ロロ・ピアーナらしい素材かもしれません。
その理由はジャケット地ということで色柄が豊かであること。また、この素材が、シルク・ウール・リネンと3種類の天然繊維から出来ていることです。
ウールは適度な適度な柔らかい質感と防シワ性を与える一方で、シルクは光沢感を、そしてリネンは風合いともいえる若干のシワ感と光沢感を与え、おおよそスーツ生地では表現できない色合い豊かな女性的な雰囲気を醸し出します。
シングルジャケット 58,000円(税込63,800円)
いかがでしょうか?
この春夏は是非ロロ・ピアーナを試してみて下さい。
店舗には生地見本のご用意がございます。
各店のお近くにお越しの際はお気軽にお立ち寄り頂き、ぜひ生地の質感や色柄をご覧ください。
※価格はお仕立て上りの価格で表示しております。
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