2020年春夏ションヘル（SCHÖNHER）シリーズ

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2020.03.19

ビッグヴィジョンのオリジナル生地「ションヘルメイド」は日本一の毛織物産地である尾州（愛知県一宮市周辺地域）で生まれ、ションヘル織機を使用して織り上げられている事から「ションヘルメイド」と名づけられました。

ジャパンメイドの逸品「ションヘルメイド」

ションヘル織機と言われてもピンとこない方が多いかと思います。ションヘル織機とはドイツの織機メーカーションヘル社（Schonherr GmbH）のシャトル織機の事ですが、尾州で使用されていた国産のシャトル織機が類似していたので、いつしかこう呼ぶ様になったそうです。

ションヘル織機は、現在主流の最新式織機と比較すると１/５程度の非常に遅いスピードで生地を丁寧に織り上げます。なぜ今でも生産効率の悪いションヘル織機を使うのかと言うと、最新式織機には出せない、立体的で柔らかくナチュラルストレッチが掛かった、仕立て映えのする魅力的な生地を織り上げることが出来るからです。是非一度お試しください。

ションヘル織機（低速織機）と最新式織機（高速織機）

左右に動くシャトルで横糸をやさしく織り上げるションヘル織機と、高速の圧縮空気を使って横糸をエアで飛ばす最新式織機が生地を織り上げている動画です。
※シャトルとは織物を織るときに、縦糸の間に横糸を通すのに使われる糸が入った木でできた筒。

ションヘル式織機の特徴は、ゆっくりゆっくりと織り上げること。

最新式織機は高速で生地を織る為に縦糸にテンションが掛かりますが、１/５程度のスピードで織るションヘル織機では縦糸にあまりテンションが掛からずウール自体の風合いを生かして織り上げることができます。
その為、生地のボリューム感とナチュラルストレッチ性が生まれ、仕立て映えのする生地になります。