スーツを長持ちさせる為に(スーツのケア)

スーツを長持ちさせる為に(スーツのケア)

週末は雨ですね。

 

吉平です。

 

 

さて、新年度が始まりスーツの納品も増え有り難い限りです。

 

これから夏にかけ蒸し暑い日々が続きます。

 

年中通して言えることですが、日々スーツを着用していると型崩れや雨風などにより劣化していきます。

 

特に5月頃からは人の肌もそうですがスーツも日焼けをします。

 

勿論着なければ劣化もしませんが、気に入ったスーツは特に着用するものです。

 

手入れを忘れずに大事に着ることで、シューズと同様スーツにも味が出てきます。

 

 

 

習慣付けるというのは人それぞれですが、毎日の簡単なお手入れをいくつかご紹介します。

 

 

 

・まず基本的に帰宅されたらスーツの内ポケットの物を出しましょう。

 

贅沢を言えばあまりポケットには物は入れてほしくないですが、仕事をしているとどうしても物を入れる必要が出てきます。

 

物を入れると型崩れの原因にもなりますし、それはシルエットにも影響しハレーションの原因にもなります。

 

 

 

自社工場である<オリテック青森工場>は、

胸のみに一部毛芯と胸増を入れあとは接着の<半接着>の仕立てか、もしくは全面に接着芯を据えた<全面接着>。

絵面も良く型崩れも起こしにくいですが、接着剥離というのがどうしても付いてきます。

イージーオーダーでは仕方ないですね。

 

ポケット口は開き袋地も伸び、型崩れを起こします。

 

 

・内ポケットの中を出した後はハンガーに掛けます。

 

ハンガーは幅の細い物ではなく、厚みがあり肩先にかけ前へ斜角のついたハンガーが良いです。

 

スラックスは裾を上にパンツハンガーで挟みます。

 

 

 

・次にブラッシングです。

 

ブラッシングは主にホコリを取る為ですが、このホコリが生地を劣化させる大きな原因です。

 

羊毛は動物性の油分を含みますが、ホコリ(土埃)には油分を吸収する性質があります。

 

なのでホコリのついたスーツがさらに雨風に当たると、生地の油分が抜け光沢も失い、何より生地が固くなります。(シワになりやすくなります)

 

自宅の棚を掃除するのと同じ、上から順にブラッシングをします。

 

衿廻り、肩、胸、背中、袖、細かく言うとたまにポケットの袋地も裏返してホコリを取ります。

 

スラックスは特に尻廻りと裾廻り、裾口がダブルの場合スナップを外して土埃を取ってください。

 

 

・最後にアイロンです。

 

アイロンはたまにでいいです。

特にジャケットのアイロンでは甘い辛いプレスにテクニックが要ります。

 

一番安心なのはハンドスチーマーやお風呂の蒸気。

 

蒸気によりシワも消えますし、何よりイヤな汗の匂いも消えます。

 

 

クリーニングの頻度は抑えるようお願いします。

ウォッシュは夏物で1~2回、冬は1回、これで十分です。

*クリーニングだけは個人的な話ですので、スーツのケアとは違い人それぞれです。

お酒で粗相してしまうとクリーニングするしかないでしょう。

 

 

帰宅後5分のケア、面倒とは思わず是非これから実践していただけたら幸いです。

 

 

夏になると洗い替えのスーツも要りますし、替えのパンツがあればさらに重宝します。

 

LARUSMIANI(ラルスミアーニ)のコットンパンツ

 

尾崎ジャンボもジェットもジョーもコットンパンツ履かれてますよね。

 

普段使いでもクールビズでもお召しいただけます。

 

是非一度ご検討ください。

 

皆様のお越しお待ちしております。

 

吉平

 

 

 

 

 

 

 

 

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