重厚感か軽快さか 2

重厚感か軽快さか 2

皆さんこんにちは。

先週末の天気とは打って変わって真夏日に、 明日も暑くなるようです。

気温差が大きくて体調に影響が出そうです。気を付けましょう。

 

前回見返しのご紹介をしましたが、今日はその補足です。

 

スーツの重さは勿論生地の重量が大きな要因になります。

良く「目付」(メツケ 又はメツキ)という言葉を聞いたことがあると思いますが、生地の1メートル当たりの重さを差します。現在は軽く薄くがトレンドなので(そろそろ変わってきていますが)目付260gなんて軽い生地も当たり前に見られます。

 

ですが、スーツの重さは生地の重量だけでは決まりません。実は毛芯の重さにも大きく左右されてしまいます。

先日ご紹介した「フル毛芯」とは四重構造の毛芯が前身頃全部に使われている状態を言います。当然重くなりますが、反面しっかりとした重厚感が出ます。オフィシャルなスーツならば、是非使いたいものですね。

 

逆に軽さを第一に考えた仕様が「アンコン」です。unconstructed=構築的ではない作り方 なのは周知のとおりですが、芯地やパットなのど付属品を極力使わない作り方です。毛芯を使わず軽い生地で作れば、これは本当に羽織る感じの着用感です。但し、ペラペラした質感になりますからフォーマルやオフィシャル性の高いものには適当ではありません。

 

また、多くの既製服やウォッシャブルスーツの様に毛芯ではなく。接着芯を使用するものもあります。

接着芯には重量は殆どありませんから、やはり軽く仕上がります。毛芯との違いは立体的な仕上がり感はなく、平目面的なかんじになる事でしょうか。

 

着用目的に合わせて、作り方の仕様を変えるのが一番ですね。

 

 

 

 

 

では、今日はこの辺で失礼いたします。

 

Big-vision東銀座店  古谷

営業時間 10:30 ~ 19:30 (日祝休)

TEL 03-5565-9541

https://www.big-vision.co.jp/store/detail.php?id=657

カテゴリ
アーカイブ
  • オーダースーツを楽しもう(裏地・ボタン・色糸サンプル BOOK)
  • 採寸予約はこちら
  • 生地サンプル
  • メルマガ
  • ネクタイ