スーツのトレンド現在と過去 2022年
スーツのトレンド現在と過去 2022年
売場でお客様から今のスーツどの位まで着れる?
とご質問がございました。
本日は過去と現在のトレンドの違い、流行と普遍性についてです。
2日間公休でいろいろ見てまわりました。見に行くところは、商品型店舗高額でファッションを売っているお店です。なぜかと言うと高額でも売れる理由があり、明らかに量販店とはセールストークも違います。自己の勉強の目的もあります。
カジュアルは、相変わらずタックイン、ゆるめのトップスにゆるめのパンツをあわせて。パンツの中に裾を入れる着こなしです。
インの仕方にもこだわりがあり、やはりカッコ良いです。
現在よく耳にするのがサイズ選びです。ジャストを意識していたかつてはXSやSを買っていた方はMやLへと変化しているようです。
この傾向は、人気の若い俳優さんをご覧いただきますと、一目瞭然です。人気俳優さんはスタイリストさんがついていますので、トレンドに敏感です。
コーデテクニックとして上下どちらかがBIGサイズならどちらかはオーバーサイズというように、大人コーデのテクニックも参考になります。
スーツやジャケットは見に行くお店で異なり、一般的なイタリアンブランドはダブルのパッチポケット、芯が薄く柔らかい仕立てシューズも芯なしなど、一方で同じイタリアでも高級ブランドのブリオーニやゼニアはピタピタではありません。フランスや英国の高級ブランドもややゆるいシルエットです。見に行くお店で感じが全く違います。
SNSを見ますとピタピタタイトの時代は終わった、茶靴、ダウンジャケット、マーク入りのスポーツスニーカーは市場にあふれどこでも見かけ、さらにはBIGシルエットも時代遅れだと表現する方もいらっしゃいます。
似た現象として思い出すのは、世界で大ヒットしたトム・クルーズ主演のアメリカ映画トップガン・マーベリックの1作目1986年公開後、ミリタリーブームが訪れアメカジの大流行、皆MA-1を着てました。特にAVIREXのG-1は劇中でトム・クルーズが着ていたこともありすごい人気でした。G1の特徴はワッペンがたくさんついた革ジャンもちろん品切れで、やっと手に入れた時を思い出します。しかし、時が流れて現実離れを実感、やがて1~2年で着なくなりました。(あれから36年が過ぎ2022年に2作目が公開し大ヒット再度注目されています)流行とはそういうもの。
※スーツ、ジャケットのトレンドは過去のブログもご覧ください。
流行とは時間の経過とともに過去のものになるのは仕方のないことです。
当方のクローゼットの中には流石に今これはと苦笑するアイテムが眠っています。
流行ったら、もはや普遍性の存在はないのでしょう。
現在ほぼ全ての商品は流行り廃りがあるのは事実です。
流行りものはいつまで着れるか?
先ほどのミリタリーブームを例にとっても、どこでも同じもの類似品を含め並んだ時点で衰退します。
世の中にございます商品は、元々時代時代のトレンド商品が多く、長期にわたり愛されている商品は定番とされ、親しまれています。
リーバイスの501やジョンロブのウィリアムは有名ですが実際に売れているのは違う品番です。
BIGシルエットやオーバーサイズの次のトレンドは?
リミックスに注目しています。
外国人旅行者が増え、カジュアルですがこれは我々に置き換えると歩く目的、アウトドアや登山へ行くような感じであり、もちろんビジネスでは違うようです。
当方もファッションを推奨しています。
グローバルな視点から欧米と日本の異なる点、スーツやバッグなど欧米の方から見た日本人の違和感を含めクラシックとトレンドについてお気軽に五反田店ニホンギ店舗までご相談ください。
クラシックとトレンドについて、あまり語られない真実を今後もわかりやすく簡潔にニホンギが解説していきます。
お楽しみに!!
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