皆さんこんにちは。
今日は朝からずっと雨が降り続いでいます。時折雨脚が強くなり、信号待ちで当店前で雨を避ける方が沢山おられます。
そんな中傘が小さいからでしょうか、スラックスの膝下までしっかり濡らして、足早に信号を渡っていく方も見られます。
スラックスのセンタークリースって大事ですよね。折角のスーツスタイルもプレス跡が消えただけで、何となくだらしなく、ルーズに見えてしまいますから。
でも、あめにぬれたらしょうがないよね？
そうでしょうか？ 今日の私の足元はこんなです。
出勤してからアイロンを掛けたんじゃありませんよ。
勿論生地の特性でもありません。そう、もう皆さんご存知の折り目加工をしているからでした。
この加工はSI-RO-SET（シロセット）加工というもので、ウール分子の結合を変えることで形状記憶させるものです。この効果は長期間（数回のクリーニング等）なくなりません。
また強度も70℃のお湯に30分間漬けておいても、折り目が消えないというくらいです。
但し、ウール分子の結合を変えて効果を得るので、ウールを含まない素材には効果がありません。
折り目加工には、他にもリントラク加工が有名ですが、こちらは樹脂を折り目の内側に塗布して、固めてしまうという加工です。糊でくっつけたって感じでしょうか？
この加工は物理的に生地を固着する為、視覚的に強すぎるきらいがあります。 つまり不自然なくらいに折り目が盛り上がっているように見えます。反面獣毛以外の素材には使えますね。
SI-RO-SET加工はスラックス1本で￥1.100で加工できます。
スーツの印象を大事にするためには必須です。
では、今日はこの辺で失礼いたします。
Bigvision東銀座店 古谷
営業時間 10：30 ～ 19：30 （日祝休）
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