皆さんこんにちは。
真夏日やゲリラ豪雨が日毎に襲ってきますが、如何お過ごしでしょうか?
私はそんな中、黙々と生地を畳んでおります。 そうです。お店では既に秋物の準備が出来ているのです。
やっぱり秋冬の素材は良いですね。 夏の素材って、軽さ・通気性・ストレッチ性等、機能性が重要視されますが、秋冬の素材は色柄や表面感等、視覚や触覚に訴えてくるものが多くなります。見ていて楽しいですね。
今、スーツの世界では「クラシック回帰」が言われてから久しいのですが、実際はどうなのでしょう? そもそも「クラシック」って何を差す言葉なのでしょうか? これは定義が難しいのですが「普遍的な価値を持つ着こなし」などと表現されます。主にブリティッシュテイストをイメージしたスタイルでしょうか?今はやりの昭和レトロではありません。念のため。
とは言え、イタリアの仕様が減っていくこともありません。寧ろイタリア仕様のブリティッシュディテールが増えていくのではないでしょうか? ブリティッシュテイストのイタリア反なんてざらにありますから。(そういう生地にオシャレなものが沢山あります)
という訳で、今シーズンのお勧め生地はこちら
VBCの21Micron
21マイクロンとは現在のSUPER表示では、何と「50」! もうSUPER表示できません。
これは、今までのイタリアの生地の特徴だった「艶感・ソフト感」とは方向性が違うという事です。目付(1㎡あたりの生地の重さ)で言うと360gですから、軽さを競っていた生地の260g・280gの生地とは格段に違います。
では重量があると何が良いのでしょうか? まずは、堅牢性、丈夫さですね。しわになりにくいとか、センタークリースが取れにくいとか。そしてストレッチ性が高く、パリッとしたシルエットが長続きします。
今までとは違う価値観が得られます。 大人の落ち着きを求める方には、是非お勧めしたい生地です。
では、今回はこの辺で失礼いたします。
Bigvision東銀座店 古谷
営業時間 10:30 ~ 19:30 (日祝休)
TEL 03-5565-9541