ブログをご覧いただきありがとうございます。ビッグヴィジョン上野広小路店の本間でございます。
「本切羽(ほんせっぱ)は聞き馴染みがあると思いますが、
「お台場仕立て(おだいばしたて)」はご存知でしょうか。
お台場仕立てについて
オーダースーツを検討されているお客様やオーダーしたことはあるけれどお台場仕立てを
付けたことがないお客様は是非参考になれば幸いです。
お台場仕立て?
お台場仕立ては、ジャケットの内ポケットのまわりを生地で囲う仕立てのことです。
その分、生地を多く使用するので、高級なスーツにはよく用いられていました。
なので、お台場仕立ては高級なスーツの証?なんて事も言われたり。。。
既製品でお台場仕立てがされているのは、コストが掛かるので余り見かけません。
見えない部分なのでこだわりのオプションですが
お台場仕立てにはジャケットの耐久性を高めるという一面もございます。
一般的な既製品
昔のスーツは裏地の耐久性が弱く、表地よりも裏地が先に傷んでしまい
裏地を丸々取り換えていました。
裏地を取り換えるには大変手間がかかり、交換によってポケットを傷める場合も。
お台場仕立てであれば内ポケットを裏地交換の際にほどく必要がありません。
お台場仕立ては仕立屋さんの工夫の一つなんですね‼
お台場仕立ては付けたほうがいいの?
お台場仕立ては高級感があり、耐久性も高くなります。
ただ、もし付いていなくてもスーツとしてまったく問題はありません。
お台場仕立てはイタリアが発祥という諸説があり
イタリアではスーツを軽く仕立てることに重きを置いています。
軽く仕立てるとデメリットとして裏地の強度がどうしても落ちてしまう為
耐久性を高めるためにお台場仕立てを生み出しました。
対してイギリスでは厚手の丈夫な生地が多いので
お台場仕立てで耐久性を増す必要性がありません。
ファッション性よりも防寒性を優先することから
お台場仕立てを採用することが少ないです。
お台場仕立てでも、普通の仕立てでもスーツをカッコよく仕上げることはできます。
オプションというと裏地や本切羽etc...見えるもののイメージが強いですが
お台場仕立てにはしっかりと役割があるので
選ぶ生地の耐久性や雰囲気で付けるかどうかを考えましょう。
オーダースーツならではの、ひと手間ですね‼
既製品ではこうした選択肢はありませんので
オプションもオーダースーツの醍醐味と言えるので
是非オーダースーツを作る際は検討してみては?
ちなみにカスタムSETですと大変お得になります!
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