今日はゴージラインの話。
スーツでいうゴージラインというのは上衿と下衿の縫い合わせ線のことです。
この線の位置を上げ下げすることによってその服の表情は変わります。
昔のイージーオーダーではこの線の上下位置や衿幅などはあまり変えず、あくまでお客様の体型に合わせた〔バランス〕でした。
職人が決めた位置、意匠線とも言えます。
参考程度に。
モダンブリティッシュで全体的にすっきりと絞ったライン。
ゴージラインは高い位置ですが衿先(ラペル先)に掛け寝かしています。
これにより優しく甘い雰囲気に。
衿折れ線の位置は動かさずラペル先までの角度が強い。
イージーオーダーでは20年以上前に展開されたモダンブリティッシュ。
胸から上にかけての線は各メーカーに好まれ現状でもよく使われています。
クラシコイタリア。
ラペル先を肩線とほぼ平行に引いています。
胸廻りの強調と色気のあるラインが人気です。
丸台場もイタリア発祥だそうで、ラペル幅を広げ尚且つ身返し(表地)を沢山使い胸廻りをビルドアップさせています。
最後にラペル幅(衿幅)の話。
衿幅なんてものは意匠線ですし、ネクタイの大剣に合わしたり色々ですが、基本はあくまで体型のバランスです。
胸の厚い体躯の良い方に細いナローラペルはおかしいですよね。
逆に小柄な方に10cmラペルもバランス悪い。
その辺りのバランスはご相談ください。
私はというとそんな体躯はよろしくなく、ただラペルは9cm~11cmほどの広い方が好きです。
細い衿と
広い衿
どちらがお好みでしょうか。
使い回しのブログになりましたが、次回誂えられるスーツの参考になれば幸いです。
皆様のご来店心よりお待ちしております。
顧客様の仕上がり品を撮影させていただきました。
ご協力ありがとうございます。
またどうぞご贔屓くださいませ。
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