皆様こんにちは。
今週は寒かったですね。
暑いと言ったり寒いと言ったり、皆様風邪など引かぬようお気を付けください。
週末からは暖かくなるとのことで、いよいよ桜が見頃ですね。
4月1週目からは大阪城や造幣局など満開に咲いてる頃です。
是非行かれてみては如何でしょうか。
話は変わりますが、数年前からオーダー業界では<クラシック回帰>を名目に様々なデザイン仕様が流行しています。
超タイトなスタイルからクラシックへ流行が変わりましたよ、少し勘違いされながらも各メディア発信しています。
先日お客様からのお問い合わせで
・上衣のラペル(衿)の角度を下げれるか
・2面体の上衣(BOXコートのような絞りのないシルエット)は作れるか
・3タック(3プリーツ)のインタックは作れるか
・組下サイド尾錠付きで持ち出し距離を調整、肩パットを分厚く(2号パットなど)・・・etc
極端に出来ない仕様が幾つかありますが、勿論イージーオーダーなので出来なかった場合でも提案方法は幾つもあります。
しかしまぁ話を聞いているとやはり<クラシック回帰>が作りたい一番の理由でした。
服をクラシックに楽しむのであれば大賛成。
流行が変わったからガラっと違う格好にしてみよう、これはクラシックではないのです。
そもそもクラシックとは何か?
ヴィンテージや昔っぽいなどの意味合いとよく誤解しがちですが、昔と言ってもスタイルは「今」よりそれ以上にあります。
戦前ヨーロッパでは日本で言う<土管>のような幅広のトラウザーズが流行した頃もあり、戦後にはモード一色になり極端にタイトで丈の短いスタイルも流行りました。
RCサクセションやビートルズ、映画ではさらば青春の光やオースティンパワーズ、客観的な言い方をするとこれらははどれもクラシックではありません。
クラシックとはその時代時代で常に変わり続け進化していくもの。
現代クラシックは沢山のスタイルが進化し続け、その中で選定され生き残ったのが本当のクラシックです。
ダヴィンチではないですが黄金比を求め万人受けのする王道スタイルが現代のスーツです。
デザインを部分的に遊びながら体型に見合った形を着こなす。
これが本来のクラシックな楽しみ方だと思います。
流行りに左右されず自分と向き合いながら自分なりのスーツで楽しむ。
こうしたクラシックな考え方の方は年齢問わずすごく格好良いと思います。
そんな話を先日専門学校の先生や学生と話をし盛り上がりました。
久しぶりにオースティンパワーズを観たくなった今日この頃です。
いつオススメ生地紹介すんねんと痺れ切らしたでしょう。
Orobiancoです。
TALLIA DI DELFINO
CANONICO
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Loro Piana
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色柄豊富に取り揃えております。
季節感を纏いビジネスからカジュアルまで、自分なりのクラシックを楽しんでみては如何でしょうか。
写真どれもイタモンばっかりやないかとお気付きの方、鋭い!
イタリアが好きです。ス ミズーラ
吉平