こんにちは。笹生です。
今日は、ベスト(ジレ)です。
ベストの基は15世紀後半から17世紀半ばまでヨーロッパの主要な男性用上着であったダブレットです。1650年頃にはダブレットは着丈、袖丈が短くなり、身幅も狭くなっていき、1660年代からはその上に防寒着だったジュストコールが上着として着られるようになり、ダブレットは中衣となってベストと呼ばれるようになったそうです。ダブレットは袖があったそうですが、18世紀に入ると上に着ていたジュストコールが細身になってきて、ベストの袖が無くなったそうです。
ちょっと分かりづらいかも知れませんが、元々ゆったり上着だった服が、更にその上に着る上着がでてきて、その上着が細くなって来たから中に着る服の袖取っちゃえ！・・・・という流れです。。。。
ファッションの流れは生き物ですね。今普通に着ている洋服も50～60年後には別の雰囲気に変わっているのでしょうか。
ここ2～3年はベストのご注文が増えて来ました。流行もありますが、元々スーツとはスリーピースです！今年お作りになる方は、ベストもご一緒にどうぞ！
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