こんにちは。東銀座店古谷です。
５月になり、夏用のスーツのご注文も多くなりました。今日はメンズスーツの夏素材のご紹介です。
近年、クールビズやスーパークールビズの影響で、盛夏の時期はNO-ネクタイやNO-ジャケット
の傾向が著しいのですが、それでも営業職であったり、人と会ったりする仕事の方からは、やはり、
涼しいスーツの要望があります。
夏の素材と言えば、リネン（麻）がシャツの素材として人気がありますね。
私もアイリシュリネン100％のスーツがありますが、シャツほど気軽に着用できていませんね～。
東銀座店では、夏のスーツ素材としてモヘアのスーツ生地をお勧めしています。
では「モヘア」とはどんな素材ででしょうか？
モヘアとは簡単に言うと山羊の毛の事です。
アンゴラ山羊と言われる品種です。
では、モヘアはなぜ夏素材としていいのでしょうか？
もしかしたら、女性の方の中には「モヘア」って、冬の素材と思っている方が
いるのではないでしょうか？レディースの冬のニットに「モヘア」ってよく使いますからね。
これは、柔らかな繊維に、光沢と張り感を出すためニットに、モヘアを使う事がよくあるからです。
しかし、メンズのスーツ素材として用いられるのは、何といっても抜群の吸湿性を持っているからなのです。
特に日本のような、湿度の高い地域では麻と並んで快適な素材と言えます。しかも、麻のようなシワにも
なりませんしね。
当店では、モヘア素材を使った生地を、国産生地でご用意しています。
ご存じ葛利毛織さんのションヘルシリーズで、モヘアの混率10～20％で多数ご覧いただけます。
価格はレギュラー仕立てシングルツーピースで￥58.000（税抜き）です。
昔、モヘアのスーツを着てたなぁ って方は、おそらく混率40％なんかを着ていたのでは？
と思いますが、近年のウェイト傾向では、モヘア40％以上はさすがに重いので、このくらいの
混率が多いです。
但し、混率40％位の生地のご用意もございますので、ご相談ください。
さあ、どうせスーツを着るなら、パリッとして通気性の良いモヘアのスーツを
お試しください。