リユースは世界を救えるか | ビッグヴィジョン

皆さんこんにちは。

ようやく秋冬物のご注文をされる方が増えて、お客様の来店が多くなってきました。

先日お客様との会話のなかで、「着なくなったスーツなんだけど、なんか処分する方法ある？」と尋ねられました。

こういう質問は以前からありましたが、近年は環境問題に対する意識の高まりからの問い合わせの様に思います。

恐らくリサイクルを念頭に置いての質問のようです。

最近のニュースでもユ〇クロさんが、販売した商品を再販する為のショップを出店したというのを目にしました。

これはリユース（古着）ですね。

他にも某ファストファッションブランドのCEOの方が、一度販売した商品の回収を始めたとの記事を見ました。尤も回収してどうするかは書いてありませんでしたけどね。

では、オーダースーツはどうでしょうか？　オーダースーツは名前の通りその方に合わせたオーダーなので、再販は難しい商品です。

一旦素材に戻してから、糸なり生地なりを作るような事も可能性としてはあるかもしれません。ですが、素材に戻すにも別に資源やエネルギーを使って、前よりも質が落ちるものにしかならないようです。

では、オーダースーツはどうにもならないのか、と言うと少し違います。

現代のファストファッションなどに見られるように、大量生産・大量販売の背景の中で、オーダースーツはその方一人一人に合わせた服作りをしていますので、そもそも、大量生産の対極に位置しています。

オーダースーツで自分に合った1着を作り、長く大事に着ること自体がSDG’Sの理念に合致していると思いませんか？

では、今日はこの辺で失礼いたします。

Big-vision東銀座店　　古谷

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