こんにちはー!
平日も休日も賑やかな立川市の活気に引っ張られるように、一歩一歩前に進んでいる立川駅北口徒歩3分イイノ立川1階の、
立川店です〜
暑さがダラダラ続くといっても、9月に入ってしばらくするとなんだかんだ朝夜は涼しくなるんだよね、という話を合間にしました。
そうなんですよね。まぁ、しばらくは厳しい残暑ですけれども、毎日着実に時は過ぎている訳で。それを苦と感じるか楽しむか否かはそれぞれですが、タスクに追われながらも緩急つけながら健康に過ごせればいいなぁ…と思う今日この頃です。
そういえば、前回に毎日あったかいお茶をガブ飲みしてコンビニでどうのこうのとか、そんな話をしましたけども。
帰宅時間と家事の量を考慮して弁当の持参はせず、お昼は買って済ませている人間なので、休憩になると大体はコンビニか駅ビルへ買い物に行きます。つい先日、コンビニで買い物をしていたら、エリアマネージャーをしてるという女性スタッフさんに声をかけられました。
コンビニの店舗管理の仕組みは詳しく存じ上げないのですが、一定地域の数店舗を分担して運営をサポートされている??とか、そういうことでしょうか。何店舗も回っているとおっしゃっていたので。
財布だけ持って買い物に来ている、明らかに近所で働いている休憩中の会社員……幅広い客層を考えても、私は非常に分類しやすい人間であったと思います。
あと、単純に声がかけやすかったのでしょう。急いでいる人が多いから、なかなか話しかけ辛いでしょうし。のんきにフラッ〜と鼻歌でも歌ってそうな人間を見かけたら、そりゃあ、安心して声もかけられますわ。
常連前提で、とても自然に声をかけてきました。圧というか、押してくるような、そういう一方的なものを感じなかったので、相手を不快にさせない切り出し方が上手い方だなと思いました。
すぐお向かいの建物で働いていること、周りの人間もよく利用していること、お昼によく買うものなどを話して。売れ筋商品とか仕入れているものに対する意見とか、ここぞとばかりに結構いろいろ尋ねられた気がします。利用者の声として集めるには至極まっとうな内容であったし、何より問いかけがスムーズだったので、わりと真面目に答えました。
一般的なお昼休みと、少しずれた時間に休憩をいただくので、人気のものは結構売り切れていたりするんですよね。食品ロスになるのは良くないし、仕方ないと思っているのでそんなことまったく構わなかったのですが。せっかくなので、素直に「⚫︎⚫︎は置いといて欲しいです」とか、ちゃんと要望は伝えました。
ノルマなのか定期的に統計を取ってるのか、マーケティングとしての自主的行動かは分かりませんが、確かに生の声は大きいですね。実際に来店している人に聞いた方が早いし。ネット社会ですけれど、どこも地道なことをしているんだな、と感心しました。
一意見が反映されるのかは不明ですが、後日要望した商品の種類が増えて充実していたのでありがたい限りです…笑笑
需要と供給が理想通りに成り立つって結構むずかしいですけれど、まったく分からない業界が何をしているのか垣間見れて、ちょっと面白かったという話でした。
何もしないのと地道になにかを動かすとでは全然違いますもんね。。。反映されるまで少し時間がかかっても、無駄になることはないし、何かがどっかに繋がってくものですわ。。。
日常のふとしたことですが、声をかけてきたあの女性は、穏やかな話し方と人当たりの良さも含めて好印象で、見習うべき方として記憶に残ったのでした。
立川店はまだ半年も経過していませんが、スーツ需要が増えるココからが、また勝負の時だと思っています。
立ち寄ってくださったお客様へ声がけさせていただいたり、こういうblogで発信したり、それこそ「地道に」。
積み重ねの毎日を、大事にしていこうと思います。
早々とリピーターになってくださったお客様もいらっしゃいますし、そういう方々が「スーツはここに行けば大丈夫」と安心してご来店いただけるようにがんばります😃
さてさて、おかげさまで立川店にもメンズコートの見本が届きました……!!
やった~~~!!!! ✨😭
これで、コートご注文のお客様がいつお立ち寄りいただいても、デザインや羽織った雰囲気を分かりやすくご覧いただけます。。。
図柄と言葉の説明では伝わりにくい部分も少なからずありますので…… 実際にお仕立てする生地は異なっても、重要な「形」を確認していただくことは大切ですよね。
十分な準備が整ったということで、オーダーコートが気になっているお客様は、ぜひぜひご来店&お問い合わせくださいませ!
↓ 丈は自由にご指定いただけますからね。 …… にしても、なんだかいい感じに丈の比較できる状態になりました。
裾のあたりみてください、なんだかキレ~に斜めに揃ってます…… 笑笑
コートは様々なデザインがありますけども、取り扱いは大きく分けて「チェスターコート」「ステンカラーコート」「アルスターコート」です。
裏地や釦が選べるのはもちろん、デザイン部分でもいくつか選択可能な部分はございます。
今回はあくまでも、当店に届いた見本コートがどのデザインなのかをお見せしますね。あくまで、仕上がり例としていくつか挙げるかんじです。
まず1着目は、ステンカラーコート。その中でも、肩と袖が一体となって、肩先が丸くなだらかに落ちる形状のラグランスリーブのコートです。肩回りがゆったりして見えますね。柔らかい雰囲気があります。
↓ 衿はセミステンカラーで、フロント部分は「ヒヨク(比翼)」になってます。
ヒヨクは、第一釦から下の釦が隠れるように、前立てが二重になっているものです。
ボタンが隠れる分、非常にスッキリ。シンプルですね。前のボタンを留めることで重なる部分がありますよね、そこを打ち合いと呼ぶんですが、ヒヨクだとそこが厚くしっかりするので防寒にも良いですよ。
袖のボタンの部分は、タブ付のカフスになってます。このデザインは、ラグランスリーブを選んでいただいた場合のみ。袖口巾の調整ができるタイプのものではなくて、あくまで装飾ですよ。なんだか、かわいいです。
↓ 2着目の青々としたこちらも、ステンカラーコートです。かなりスタンダード。
1着目と比較すると、衿は一緒なんですが、コチラの方はセットインスリーブです。多くの服に使用されている、基本的な付け袖ってことです。
肩と袖の縫い目、スーツのジャケットと一緒ですよね。肩のラインを綺麗に出したかったら、キリっとするのでセットインスリーブがおススメです。
フロント部分も釦を隠さない、基本の形です。袖もジャケットと同じような形で、釦の付け方も一緒。本切羽にもできます。
↓ ラグランスリーブとセットインスリーブは、袖の縫い目の位置がぜんぜん違うんですよ。
ラグランスリーブだけ、タブ付のカフスになりますって書きましたが……
ラグランスリーブは肩を通って袖の先まで、ダダダダ~~っと一気に縫い合わせてます。縫い目は真横から見ると、袖の真ん中あたりになります。タブを挟んで縫うと、袖口付近のちょうどいい位置に付きます。
……が、基本のセットインスリーブは、縫い目が後ろ側にあります。そして肩は肩、袖は袖、と分けて用意した部品を繋げて合体させているイメージです。ここに無理やりタブを付けると位置がおかしなことになるし、そもそも付けられない仕様、縫い方になってます。
↓ 3着目のコチラがチェスターコート、平均としてひざ丈くらいのイメージの長めのコートです。前述の通り、丈自体はどのコートも自由に調整できますからね。長め短めの希望は、きちんと確認させていただいております。
スマートな雰囲気。テーラードジャケットをそのまま丈を長くしたような形です。
↑ こうやって普通にボタンが出てるものを「ぶち抜き」って言うんですよ。見たまんま、ぶち抜いてますもんね。なんだか荒っぽい言い方ですが、逆に伝わりやすいですね…笑
ステンカラーコートと同様にシンプルですが、カチッとフォーマルな印象が強くなります。この見本コートに使っている生地の色と質感が、フォーマル感というか、かための印象を強めてますよね。
……ですが、あくまでデザインそのものを見てください。生地やコーディネート、釦の開け閉め等で、全然イメージが変わります。カジュアルにも着られるものなので、フォーマルっぽいという言葉に縛られなくても大丈夫です。
↓ 4着目が、ダブルのチェスターコート。衿はピークラペルです。下衿の先がピーンと立ってます。この見本コートの場合は、衿の幅を通常より広めに指定して仕立てています。ほんの少しですけども。
衿の主張が強い上にダブルなので、全体的に重厚感がありますね。
打ち合いの、重なってる部分の面積が広くて、ボリュームがあるものだから、釦を留めて着こむとかなり暖かいですよね。……と言っても、カッコいい着こなし的には、釦を留めないでオープンのまま、内側のコーディネートをチラつかせた方がいいんだと思いますけども。。。
凍えるような木枯らしが吹いたら、思わず留めちゃいそうですよね。多分ホカホカですね…笑笑
巷の既製のチェスターコートだと、少し大きめのをゆったり着る傾向ありますよね。特にダブルは、オーバーサイズのものを着用しているモデルさんを様々な媒体で見ます。
しかし、それらの多くは、カジュアル服の場合で。スーツに合わせてビジネスでお召しになる場合を考えた時には、あんまりにもオーバーサイズなのは向かないというか……
どのコートにも言えますけど、お好みでゆったりめにするにしても、ゆとりを入れる部分には気をつけないと、単にダラシないだけになってしまいます。オーダーの意味も薄れてしまうし、縛られることはないとしても程度には要注意ですよね。
ビジネスに重きを置くにしてもしないにしても、主観的であっていい部分と客観的に見た方がいい部分の線引きはあると思うので、そこはこちらとお客様とのお話し合いで、しっかり決めさせていただくところですよね。希望されていることは遠慮なくおっしゃっていただいて、そこからどうするかが大切だと思います。
↓ 5着目のこちらがアルスターコート。上衿が大きくて、基本がダブルです。クラシックなデザインですよね。トレンチコートの原型だそうですよ。
ちなみに先日、コートのご注文をくださったお客様もアルスターコートでした。しかもゼニアのカシミア、黒無地の生地!!間違いなく素敵です!!仕上がるの見るのが楽しみです…✨✨
アルスターコートは、折り返した形状のカフス付で、袖釦は付きません。
背中から裾にかけては、インバーテッドプリーツというものになっています。センターベントやサイドベンツと違って、開きがありません。ボックスプリーツを裏返しにしたような形で、ヒダの山が内側に向いて突き合わさってます。
↓ 上から下まで長いプリーツになっていますが、ベルトがある部分の辺りは縫われてくっついています。
スッキリめに指定するにしても、あまりにタイトなバランスにしてしまうと、この後ろのプリーツが不自然に開いてしまいます。着ているご本人は平気でも、キツそうなものを無理に着てるようにも見えてしまうので、こちらもゆとり感は慎重に。要相談ですね。
とりあえず、届いた見本コートはそんなラインナップでした。気になるデザインございましたか??
もうお店で確認していただけますので、実際に形を見てみたいという方は、お気軽にいらしてください。コートの種類や違いをそこまで意識したことなかった!って方がほとんどですから。まずは見てみないと、ですよね。
特に予約は要りません。
たまたま、お先に他のお客さまがいらしたら少しだけお待ちいただくかもしれませんが。まだまだ暑くて、こちらもゆるゆる営業中ですから。お話しするには、お互いチャンス!といったところでしょうか。
あ、スーツ同様に、裏地もボタンも選べる上に、有料オプションも各種ございますからね。
もちろん、コートもカスタム仕立をご用意しております。表地をたっぷり使用する、お台場仕立などもコートでできるんですよー
← お台場なし お台場あり →
ちなみに、アルスターコートはお台場仕立てができません。
コレはアレができて、アレはコッチができない……など、オプションに関しても、それぞれ異なります。その辺りについては、blogではまた別な機会にしますね。一回ではとてもじゃないけれど収まらないですー……ただでさえ長いので……
あれこれご紹介できる機会も増えてきたので、皆さまの「気になる!」に引っかかることが発見できれば嬉しいですよ😃
お問い合わせは、お電話でも直接でもお気軽にどうぞー!
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