皆さんこんにちは。
連日ニュースでも取り上げられているように、連続の猛暑日はきついですね。
昨日は所用があり外出しましたが、火に炙られている様な日差しでした。外でお仕事をなさっている方は勿論、お出かけの方もマイボトル必携です。
さてスーツやジャケットのデザインを決めている時に、絶対出る質問が「裏地の総裏と背抜きはどうしたら良いの?」と言うものです。
一般的には春夏は「背抜きに」秋冬は「総裏に」して下さい。 とお伝えしますが、夏物でも総裏指定の方もいらっしゃいます。大体話を聞くと海外では(主に欧州では)背抜きが無いという事らしいです。これはその通りで欧州では背抜きの服と言うものはあまり見られません。
では、どうして日本には背抜きがあるのか。これはひとえに湿度が高い為少しでも通気性を良くしようというところから作られたと考えられます。
洋服の為には裏地は総裏の方が良いです。摩擦の減少・滑りの良さ等々ありますが、それでも、スーツの中が蒸れてしまうため、通気性を一番重要視したのが背抜きなんですね。
「じゃあ、どっちにしたらいいの?」
それは、この一番暑い時期に袖を通すのかどうかを考えて頂くのが一番です。クール日時期間中はジャケットも手に持ってるだけ、とかロッカーに入れっぱなしなのであれば、総裏にして着用期間を延ばした方が良さそうです。(但し、盛夏物の生地なのか所謂3シーズンの生地なのかで着用期間は変わってきますよね。)着用期間に合った生地と仕様があるという事です。
もし、ストレッチの利いた新素材だったら、迷うことなく半裏にしてください。
快適に着用頂ける様に、生地と仕様は合ったものをお選びください。
では、今日はこの辺で失礼いたします。
Big-vision東銀座店 古谷
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