ヨドバシAkiba店のブログをご覧いただきありがとうございます!
物井です!
今回は裏地のお話をしたいと思います!
オーダースーツのデザインや仕様を決めていく際に、裏地を「総裏」か「背抜」か、大きく分けてこの2つを伺います。
これが「総裏」
こっちが「背抜」
ちなみにこれは半裏
違いは単純で背中(肩甲骨の下あたりから)の部分に裏地があるかないかそれだけです!
裏地がないほうが涼しいから夏は背抜きで冬は総裏で。という選び方のお客様が多いです
実際にそれは正解だと思います。
しかし私は夏物も基本的には総裏にしておりますし、おススメです!
それはなぜか!
少しでも長く着れるからです!
シンプル!!
もう少し詳しく説明いたします。
まずはそれぞれのメリットとデメリットをまとめてみます。
総裏
〇:全体に裏地が張ってあるため、生地とのスレや汗が染みるのを軽減し、スーツを長持ちさせる。
×:夏場は熱がこもりがちで暑い。
背抜き
〇:風通しがよく、涼しい
総裏に比べて少し軽い
×:汗やスレによる生地の劣化が早い
ざっとこんなところでしょうか
でもみなさま、夏なんて大抵めっちゃ暑いじゃないですか!?
上着脱いじゃいません?
私は職業柄、スーツを着なければならないと言いますか、ちゃんとした格好を求められるので、夏でもジャケットは着ます。
しかしそれはお店の中でのお話。通勤中の電車の中や徒歩の間は基本的にジャケットは脱いで手に持っています。着るとしたら出勤して空調の効いているお店の中。
みなさんもそういったスタイルの方が多いのではないのでしょうか。
人の多い電車の中や、日差しの強い駅までの道のりをジャケットを着たままなんてできればしたくないですもんね。
なので総裏でぜんぜん問題ないのです。
あとは、総裏にしておけば少し涼しくなってきた秋口や、本格的な夏到来前の春と、どうにかスリーシーズン着ることができるし、お得な気がしているのは私だけでしょうか(生地の素材感にもよりますが…)
また表の生地へのダメージも抑えられるため、年数的にも長く着ることができます。
なので私は「総裏」推しです!!
(※あくまで個人の感想です)
しかしなんでもかんでも総裏がいいというわけではなく、裏地の素材も関係してくるんですけどね。
それはまた明日!
それでは今日はこの辺で!
ごきげんよう!