皆さんこんにちは。
先週末の天気とは打って変わって真夏日に、 明日も暑くなるようです。
気温差が大きくて体調に影響が出そうです。気を付けましょう。
前回見返しのご紹介をしましたが、今日はその補足です。
スーツの重さは勿論生地の重量が大きな要因になります。
良く「目付」(メツケ 又はメツキ)という言葉を聞いたことがあると思いますが、生地の1メートル当たりの重さを差します。現在は軽く薄くがトレンドなので(そろそろ変わってきていますが)目付260gなんて軽い生地も当たり前に見られます。
ですが、スーツの重さは生地の重量だけでは決まりません。実は毛芯の重さにも大きく左右されてしまいます。
先日ご紹介した「フル毛芯」とは四重構造の毛芯が前身頃全部に使われている状態を言います。当然重くなりますが、反面しっかりとした重厚感が出ます。オフィシャルなスーツならば、是非使いたいものですね。
逆に軽さを第一に考えた仕様が「アンコン」です。unconstructed=構築的ではない作り方 なのは周知のとおりですが、芯地やパットなのど付属品を極力使わない作り方です。毛芯を使わず軽い生地で作れば、これは本当に羽織る感じの着用感です。但し、ペラペラした質感になりますからフォーマルやオフィシャル性の高いものには適当ではありません。
また、多くの既製服やウォッシャブルスーツの様に毛芯ではなく。接着芯を使用するものもあります。
接着芯には重量は殆どありませんから、やはり軽く仕上がります。毛芯との違いは立体的な仕上がり感はなく、平目面的なかんじになる事でしょうか。
着用目的に合わせて、作り方の仕様を変えるのが一番ですね。
では、今日はこの辺で失礼いたします。
Big-vision東銀座店 古谷
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