皆さんこんにちは。
この冬初めてコート&マフラースタイルで出勤しました。
余り防寒の感じが強調されてもいやだなぁ。と思いつつ周りを見渡すと、千差万別・多種多様ですね。一番の防寒大賞はダウンジャケットで、フードを頭からすっぽりかぶっている人!流石に暑くない?と思いましたが、(あっ これは電車の中です)本人はぐっすり。 やせ我慢大賞はシャツ1枚の方。本人はともかく見てる方が寒くなります。 まぁ人それぞれです。
さて、コロナの影響も下がってきたようで、ブライダル需要のブラックスーツのご注文が増えてきています。
新郎の友人として参列するような場合は、ダークスーツに華やかなコーディネートをする方が多いようですが、反対に冠婚葬祭の葬の方ではブラックスーツが一般的です。
このブラックスーツも以前より変化が見られるようになってきました。と言っても大体ステッチとベントの有無なんですが、日本ではフォーマルの仕様やルールをブラックスーツに当てはめてきた経緯があるので、ノーベントが「礼服」のデザインでした。が近年は既製服のブラックスーツでもベントのある商品が当たり前に見られるようになって、オーダーでもベントを入れるケースが増えています。
ステッチに関しては、不祝儀の席においては装飾を極力排除することが求められるので、今日でもステッチは入れないことが多いようです。
ですが、最近はブラックスーツの色そのものに変化が出てまいりました。
どういうことかと言いますと、フォーマル用の服地というのは「オフスケール加工」を施してより黒さが際立つような染色をしています。(濃染加工とかスーパーブラックとか言われているもの)
これは、ほぼ日本だけで使われる技法で、海外では使われていないと思います。より深い黒が出た方が見栄えが良いという、日本的な感覚でしょうか?
この黒を敬遠して、普通のスーツの黒(スモーキーな黒とでも表現したらいいでしょうか)を選ばれるかが出て参りました。所謂「礼服」然としたイメージを嫌うのでしょうか?
まだ少数ではありますが、色に変化が出てきたという事はブラックスーツも、今後数十年後には変わっているかもしれませんね。
では、今日はこの辺で失礼いたします。
Bigvision東銀座店 古谷
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