こんにちは、五反田店のニホンギです。
お電話で成人式のお問い合わせがありました。
本日は過去2回にわたり投稿いたしました”欧米の方が見た日本のビジネススーツ姿の違和感とは”?のまとめです
同時にスーツの基本みだしなみとは?
スーツの二極化(ドレス編)です。
過去のブログ投稿ドレスコードもご参考ください。
では早速
①おでこを出し自信を持ちましょう。髪は伸び過ぎす、ヒゲは清潔感に欠けます。
②シャツは白が基本です、次に薄いブルー
上着を着る時期はボタンダウンはNGです。(ボタンダウンはポロ競技から生まれドレスには不向きです)
③ネクタイはソリッド、細かいドット、小紋柄。
④ビジネススーツの色はネイビー、準じてグレイ。日本独自の文化であるブラックスーツは就職活動のイメージが強いですが、欧米では黒はタキシードを連想しイコール華美、黒のイメージは死、欧米では今も昔も仕事で黒を着る習慣はありません。
⑤靴は黒で紐のみが基本です。
余談ですが日本のアパレルはローファー好きです。ここ10年の流れはタッセル、ここ4年はビットローファーか流行です。某有名専門店の方々は雑誌の撮影でダブルのスーツにタブカラー、ビットローファーをはいて数多く登場しています。
⑥上着からシャツの袖を出す。スーツのパットは薄目→カジュアル、厚め→カジュアルに見えません。
⑦体型に合うサイズ、ピタピタ過ぎると貧相に、大き過ぎるとだらしなく見えます。
⑧ ソックスは黒で長いもの、足を組んだときにスネ毛が見えないように注意します。
⑨バッグは革製品、持ち手がシングルで自立するものが基本です。ショルダー、リュックは賛否両論で寛容な企業と格式や伝統を重んじる企業で分かれます。基本営業や得意先により持っていけません。10年以上前はリュックはアウトドアや登山用がほとんどでしたが、スマホ社会になり両手が開くので便利。難点はスーツの肩とパンツの背のループが早く消耗します。トートは欧米ではご婦人の持つバッグです。肩がけもご婦人だけです。(日本のバッグブランドでは、幅広く使えるバッグが1番売れているようです)バッグは信頼できる方から購入しましょう。
大きな国アメリカでは、50代のある程度のポストの方は、日本同様薄いブリーフケースを持っている方が多く、米国内の外国人(移民)の若い方やスーツを着ない職業の方はリュクも多いようです。
※リュックやトートを否定するものではありません。働き方環境により合理的に考えると便利です。
⑩以前と比較して着丈は、お尻が出ない長さ、パンツもくるぶしより短いと体が小さく見え、短足に見えます。
次に注意点です。
① 胸ポケットにペンをささない。内ポケットへ。
②パンツのセンタークリース(折り目)がきちんと入っている。
③全体の色あわせ。
④スラックスはダボダボ、ピタピタ過ぎず、腰履きしない。
⑤スーツのポケットは飾りとして、基本モノは入れません。
⑥チノパンは?センタークリースが入らないので…..(ビジカジ向きです)
⑦ジャケットはジャケットとしての素材とデザインがございます、スーツの上着をジャケットにしない、特にストライプは無理が生じます。
⑧スーツの肩幅、袖丈他長さ
⑨スーツ発祥の英国では本来シャツは下着という認識です。Tシャツ等の肌着を下に着る場合は、ヌードカラーが好ましいとされ、理由は透けないからです。当方はドレスシャツの下は基本着ません。
⑩股上が浅すぎもバランスが悪いと海外のSNSで指摘がございます。
各10項目は無理やり10にしていますが、まだまだあるのが事実です。
人に与える印象は?
自分自身どう在りたいのか?
客観的にみることも必要です。
欧米の方、欧米から日本へ仕事で来られたアパレルの方から見ての日本人のビジネスで着るビジネススーツの違和感とは、圧倒的に欧米の方は日本人が何故ブラックスーツをビジネスで着るのか理解できないようです。(世界から見て日本の一部での現象)
日本は100年ほど前までは着物を着ていて、一気に西洋文化を取り入れましたしかし、マナーやルールが浸透しないまま進化したからのようです。
トートバックも欧米では女性だけしか持たないようです。(トートバッグを持つ外国人モデルの写真は日本メーカーのやらせです)
1990-2000年代初頭のエディ・スリマン(ROCKスターに人気があります)が発表していたような張り付くようなピタピタパンツもビジネススーツとしては着ないようです。
クラシックとトレンドは正反対しかし、常に混在しトレンドは長期続かず、やがて次へと変わります。(スリムの時代は長く1990年初頭から)しかし、クラシックも飽きます。クラシック回帰に飽き、個性的な服を探している方も増えていると聞きます。結局今のコンテンポラリー、現代のファッションがすべてです。ダサい=時代遅れ
(今のトレンドは過去のブログ投稿をご覧ください。)
日本だけの文化や風潮があり、個人のルールではなく、改めて感じる事はグローバルな観点で考える必要があります。
ご興味のある方は五反田店ニホンギまで、店舗でご相談承ります。
クラシックとトレンドについて、あまり語られない真実を今後もわかりやすく簡潔にニホンギが解説していきます。
お楽しみに!!
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