こんにちは、五反田店のニホンギです。
売場で鏡面磨きをされているお客様と、革靴の話をする時がございます。
本日は靴みがきついてです。
お洒落は足元から、靴を見ればどれだけ服に気を使っているかがうかがえるともいわれています。
ピカピカの靴で気分を高めてみてはいかがでしょか。
今回は黒靴のみ、用意した道具はコチラです。
ブラシは、
馬毛ブラシ
豚毛ブラシ
ペネトレィブラシ
山羊ブラシ
の4種類です。すべて使う用途が違います。
↓
行程1
馬毛ブラシでほこりをとります。
ほこりがついていますと、靴に必要な油分や栄養分をほこりが吸ってしまうからです。
シューツリーを入れて、紐をはずします。
行程2
汚れ落としローション
ローションをクロスにつけて靴全体の汚れを落とします。この作業がとても重要です。
行程3
本来ですと、デリケートクリーム→乳化性クリームがセオリーですが、今回は靴が新品のため油性のクリームを使用します。
靴全体の光沢をだすには、こちらのサフィール・クレム1925がお勧めです。
アプライ(ペネトレィブラシ)を使用し靴全体につけていきます。
行程4
豚毛ブラシ、今回は化繊の密度の高いプロブラシを使用し全体をブラッシングすると手品のようにピカピカになります。
行程5
余分なクリームをクロスで拭き取ります。
しばらく時間をおきます。
行程6
革の表面は、見た目わかりませんが凹凸があり、毛穴をワックスで埋めて光らせます。
ワックスをクロスにつけてつま先とかかと(注意,はいてシワになる部分ではなく、つま先の先端とかかとの下の部分面積は小さくがポイントです)に薄くつけていきます。当方は直接指につけて薄く伸ばします。この下地ベースが大事です。あつくつけないことです。
世の中、様々なワックスがあり、悩みますよね!
いろいろと試しましたが画像の商品が短時間で光ります。今回は無色を使います。乾燥するまで時間をおきます。
行程7
いよいよ鏡面磨き
乾燥確認後テープ状のクロスを隙間なく指に巻き、水でかるく湿らせ、力を入れず靴に指を乗せる感じで円をえがくように伸ばしていきます。窓ふきをした際の丸い跡が残るようになれば、成功です。同じ工程を繰り返し、クロスが引っかからなくなれば終了です。慣れますとさらに短時間で終わります。
透明度を増すには、①ワックスをつけて、②湿らせたクロスで円をえがく、③光沢を確認、この工程を数回繰り返えします。何層も重ねて層を作ることで透明度が増します。
行程8
仕上げに山羊ブラシでかるくブラッシング。
終了です。
忍耐が必要です。
慣れてきますと、ワクワクします。
※道具は、お持ちの靴の色の数分1番上の画像の道具セットがそれぞれ必要です。
この10年の間に靴磨きを本業にしている方も増え、シューシャインコンテストも行われ、活性化しています。今のプロの方のテクニックはアートそのものです。
画像は、すべてニホンギの私物です。
クラシックとトレンドについて今後もわかりやすく解説していきます。
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