イタリアのバッグブランドとして人気のオロビアンコ。イタリア、リモンタ社の高級ナイロンを使用したファッショナブルなイメージのブランドですが、本当の魅力は「もの作り」にこだわったArtisan(職人)によって仕上げられる製品に有ります。
イタリアで作られたというだけでなく、使われているパーツも全てイタリア製と徹底しています。見えない個所にも職人の拘りが随所に見られます。※リモンタ(LIMONTA)は1893年にイタリア・ロンバルディア州レッコ県コスタ・マズナーガで創業したファブリックメーカーで、ブームのきっかけは1978年に発表したプラダのバッグになります。12月に発売されたOrobianco 2017 Special Edition (e-MOOK 宝島社ブランドムック)で、弊社のオロビアンコオーダースーツが紹介されました。
■ オーダースーツのスタイル
オロビアンコが考えた、新しい形の英国調スーツ。ハーフ毛芯を使い軽く仕上げ、高めのゴージライン、小さめのアームホール、シェイプされたウエストまわり、細めの袖幅など、モダンブリティッシュのディテールが満載。
薄手の肩パッドに軽いハーフ毛芯を使用することでイタリア的な軽い着心地を再現。前身頃の幅をやや狭めにして、ボタンをかけると「ジャッカストラッパーダ」と呼ばれる軽いシワが出るイタリア流の着こなし術を実現。
■ オロビアンコのこだわり
創業者でデザイナーのジャコモ・ヴァレンティーニ氏は、幼い頃からもの作りに慣れ親しんだ環境で育ち、「今の時代、ただ見た目が華やかでファッショナブルと言うだけでは、評価されなくなっています。本当に品質に優れていて、利便性が高く、自分の生活を豊かにしてくれるものでなければ、見向きもしてくれないのです。」と語っており、確保した利益は生産・製造部門と人材に投資してきました。
オロビアンコの「もの作り」へのこだわりが他のブランドとの大きな違いで、近年はバッグ以外にも取扱ジャンルを拡大し、ライフスタイル提案ブランドへと成長しています。
バッグのこだわり
「もの作り」にこだわり、ただ見た目だけでなく品質に優れているオロビアンコのバッグ。マグネットボタン・ハンドルの留め金具等もイタリア製パーツで徹底、
裏側の見えない所にも職人のこだわりがみうけられます。
シルクのような美しい光沢のイタリア・リモンタ社の高級ナイロンを採用し、
軽量で滑りが良く光沢感の有るコイルファスナー。
底の補強は高級感あふれるイタリアンレザー、実用的なのに大人のエレガンスが漂います。
■ オーダースーツのこだわり
ストレッチ性の有る細番手のウール素材を使用。無地、ヘリンボーン、ストライプ、チェック柄など30種類以上のオリジナル生地。
オロビアンコロゴのジャカード織り裏地は全4色。滑らかで通気性の有るキュプラ裏地を使用、バッグと同じ見えない所にも拘りが有ります。
内ポケットの玉縁には、商品タグとしてもおなじみのトリコロールテープ。見えない所で遊び心を感じさせるディテールです。
チーと呼ばれる、パンツの脇ポケット近くに縫い込まれる紐を、トリコロールであしらいました。さりげないこだわりのアクセントです。
通常は内ポケット近辺に入れるネーム刺繍を、襟の裏側にレイアウト。隠れた場所に忍ばせるところに、オロビアンコらしい洒落っ気が漂います。
サイドベンツは額縁仕様で、1cm程設けられた切れ込みにコインを入れる事が出来ます。適度な重さをもたせ、裾がめくれるのを防ぎます。