今年の冬はとても寒くなると言われているそうです。もう既にコートを羽織っている方をちらほらお見かけしますが、室内でお仕事をされる方にとっては意外とコートって邪魔になったりもするものですよね。でも通勤が寒いんだよなぁ…。とお悩みの方へ、「ツイード」や「フランネル」を取り入れた「ウォームビズスタイル」がおすすめです!
ジャケットいらずとも言われている「ツイードジャケット」と軽くて柔らかく暖かい「フランネル素材」の組合せで今年の冬は安心です!
ビッグヴィジョンおすすめの「ツイード」「フランネル」をコーディネートを交えながらご紹介します。
イベント事やパーティーなどの増えるこれからのシーズンに向けて是非、参考にしてみてください。
冬におすすめの「ツイード」生地の魅力
ゴワゴワというと表現は良くないのかもしれませんが、素材感のある味わい深い生地で、ジャケットをはじめハットや手袋など小物にも使用されています。
また、織る前に糸を様々な色に染色することから、見ているだけで目が楽しくなるような鮮やかで豊富な色柄が特徴としてあげられます。
ツイードといっても色々ありますが、今回は皆さんも一度は見たことがあるであろう「ハリスツイード」について、ご紹介します。
世界中から愛されるハリスツイード
ハリスツイードとは、イギリスのスコットランドにあるハリス島で作られるツイード生地のことを指します。
「ハリスツイード協会」によって決められた厳しい基準にクリアし「ハリスツイード」として認められたもののみ、このブランドタグ「オーブの商標」が与えられます。
もともとはスコットランドの片田舎で漁師たちの防寒着としても使われていたそうです。
世界中から愛されている「ハリスツイード」とは一体どんな生地なのか、おすすめのコーディネートも交えながらご紹介していきます。
【生地の特徴】
太い原毛の羊を使い、子羊の新毛に「ケンプ」(白い毛のことで短くて太く、固い針金状の粗雑なウール繊維のこと。)を混ぜることにより、独特な雰囲気を持つざっくりとしたハードな生地感を実現しています。
通常紡績の段階で行う脱脂を行わないことにより、弱撥水性も保っており実用性にも富んでいますので天候を気にせず着用できるのも嬉しいところです。
また、普通にジャケットを着用していれば10年、20年とお召し頂ける驚異の「耐久性」もハリスツイードの大きな魅力の一つです。
着れば着るほどに味わい深くなるので、こだわりの詰まった1着のジャケットをその後、お子様へお孫様へとご家族でお楽しみ頂ける点もとても素敵ですよね。1つの「物」を愛着を持って大切に長く使用するということはサスティナブルが注目されている「今の時代」にとても合っています。
【長く着用するための2つのポイント】
普段はドライクリーニングでOKですが、着用方法によっては生地に埃がたまりますので、定期的に水洗いすることによって生地の風合いを取り戻しましょう。
ハリスツイードはとてもハードな生地なので、着用しているうちに擦れなどから裏地が先に傷んでしまいます。
裏地の張り替えをご希望の方は、オフシーズンにお店までお持ちください。(総裏裏地張り替え:12,650円 税込+ 裏地代)
【Coordinate】
「ツイードジャケット」×「アースカラーのコーデュロイパンツ」に差し色の「オッドベスト」が目を惹く暖かみのあるコーディネート。
一見派手にも思える黄色チェックのジャケットやオレンジ色のベストも、「ツイード生地」にすることと、全体のトーンを合わせるによって暖かみのある優しい印象となり、一気にコーディネートに取り入れ易くなりますので、是非挑戦してみてください。
【Pick Up Fabric】
カジュアルからキレイ目まで!着回し力抜群のフランネル
柔らかくてあたたかな毛織物のことを指し、別名「フラノ」とも呼ばれます。
元々はイギリスのウェールズ地方に伝わる毛織物のことだったともいわれています。
これからの季節に1着持っていると急な寒い日にも暖かくて安心なアイテムです。
そこで今期ビッグヴィジョンからおすすめさせて頂きたいのが「葛利毛織のスーパー140’sフランネル」です。
カジュアルな中にも上品さを演出。葛利毛織のスーパー140’sフランネル
まずはじめに葛利毛織について簡単にご紹介していきます。
創業は明治時代中期、明治以降日本が洋装文化を取り入れ、これに呼応する形で愛知県一宮地方は日本有数の毛織物産地となりましたが、その初期段階で葛利毛織は生まれました。
そんな葛利毛織最大の特徴は、昨今最新鋭の高速織機が多い中、非常にスロースピードの旧型織機である『ションヘル織機』を使っていること。
スピードが遅い為、生産効率は下がりますが、ゆっくりじっくりと織り上げることで、色合いのきれいなふっくらとした立体的な生地に仕上げることができます。
その中でも今期おすすめのSuper140’Sフランネルは、上品な艶感でフランネルのもつ「カジュアル感の中にも上品さを感じられる」生地となっております。
【生地の特徴】
昨今では高速織機が多い中、旧織機であるションヘル織機でゆっくりじっくりと織り上げることにより、手織りに近い感覚で繊維への負荷を極力抑えることで、このなめらかで上品な艶感が魅力的な生地に仕上がります。Super140’sという細番手の原毛を目付350gにまで贅沢に使用しており、しっかりと肉厚でありながら非常に繊細な肌触りでフランネル素材としては最高品質です。
【長く着用するための2つのポイント】
日頃のお手入れは、軽くブラッシングをする程度でOKです。
シーズンオフの時期にクリーニングに出してから保管をすることをおすすめします。
また、アイロンをかける際は、毛足がつぶれないようスチームを使用するかあて布をするようにしてください。
【Coordinate】
「ネイビージャケット」×「グレイのフランネルパンツ」で、カジュアル過ぎない上品さも感じられるコーディネートです。上下で色のコントラストがはっきりとしている為、柔らかでカジュアルな印象のあるフランネルですが、キレイ目にも見せることができます。
チェックなどの柄物や同系色などを合わせることでカジュアルにお召し頂くことも、セットアップでご着用頂くことでさらに上品なイメージでお召し頂くことも可能ですので、着回しができるよう上下のお仕立てもおすすめです。また、ツイードとの相性も相性も抜群です。
【Pick Up Fabric】
その他ウォームビズにおすすめの生地のご紹介
【着回しの効く素材感を活かした無地】<ツイード>
無地は合わせやすく着回しの効くアイテムで、合わせ方によってイメージもかなり変わります。あまり派手なものは取り入れづらいけど少し雰囲気を変えたいとお考えの方に、こちらのツイード無地シリーズがおすすめです!
無地で落ち着いていますが、ツイードなので素材感のある表情豊かな生地感で、「暖かみ」と「雰囲気」のあるコーディネートに仕上がります。
また、HT-1626(ワイン)や、1830(ブルー)など一見派手そうに見える色味も、ツイード生地であることによって「柔らかい印象」になりますのでコーディネートのポイントにお選び頂くのもおすすめです。
【アースカラー×チェックで大人な英国風カジュアルスタイルに】<ツイード>
人気のアースカラーで落ち着いた配色のチェック生地をご用意致しました。
落ち着いた色味なので派手過ぎず、カジュアルの中にも「知的で大人な印象」を与えるコーディネートが実現できます。
アースカラー×ツイード生地の組み合わせならではの暖かみのある柔らかい雰囲気が魅力的です。
【シックな中にも遊び心のあるハウンドトゥース】<ツイード>
英国的クラシックな雰囲気のあるハウンドトゥース。日本では「千鳥格子」という方が馴染み深いかもしれません。ダークカラーでシックな印象の2品番に加え、色のコントラストがはっきりとしたやや華やかな印象の2品番をご用意しました。
ハウンドトゥースはチェックに比べて柄が細かく他の柄物とも合わせやすいので、英国的でクラシックな雰囲気の中に「遊び心」を加えることができます。1着持っているとコーディネートの幅が広がりますのでおすすめです。
【ツイード生地の定番!ヘリンボーン】<ツイード>
ツイード生地の定番といえば「ヘリンボーン」ではないでしょうか。ヘリンボーンはシックで品格のある「上品」な雰囲気を持っており、コーディネートに「重厚感」を与えます。
落ち着いた上品な雰囲気の中に大人の魅力が感じられる英国紳士スタイルはいかがでしょうか。
【上品カジュアルスタイルにおすすめ】<フランネル>
葛利毛織のSuper140’Sフランネルの上品な光沢感とフランネルのもつ柔らかな雰囲気で、「砕けすぎず上品」なカジュアルスタイルに仕上がります。
スーツ上下でお仕立てをして単品ずつでご着用するなど「着回し力」も抜群です。よりカジュアルな雰囲気ならチェックなどの柄物や、ツイードなど素材感のあるもの合わせたり、キレイ目な雰囲気なら上下セットでお召しいただくなど様々なコーディネートをお楽しみ頂ける点も大きな魅力です。
ようやくコロナも落ち着いてきましたので、是非お近くの店舗でお気に入りの1着をお探しください。
皆様のご来店を心よりお待ちしております。
※価格はお仕立て上りの価格で表示しております。