一枚仕立て“楽”ジャケット

青葉の香りを感じる気持ちのいい季節になりましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
すでに多くの企業でクールビズがスタートしてますが、服装にお悩みの方も多いのではないですか?

そんな諸兄へビッグヴィジョンから朗報です。
ビジネスにもカジュアルにも着回しが出来て、軽やかに羽織れるジャケットを企画しました。

PFU企画第3弾一枚仕立て“楽”ジャケットです。
PFUとは?
Price Fashion Uniqueの略で、新生ビッグヴィジョンの企業ポリシーです。
だから今回の企画も当然、、、
値段にこだわり、見た目にこだわり、そして面白さにこだわりました!!!

コンセプトは・・・
   軽やかで、柔らかな作り
   上品でくだけすぎない服の顔
   ハンドメイドのような入念仕立て
   オンもオフもコーディネート出来るデザインと素材
...こんな欲張りな要求を満たしてくれるジャケットが作れないものか?
お召しになる年齢層も20代後半〜40代前半までのトレンドに敏感で、モードから、どカジュアルまで着こなした30代後半の団塊ジュニア世代や、同じくDCブランドを着倒した40代前半の後期バブル世代の方々。
そんな彼らの感性に響く、アイテムを探し求めていました。

しかし、こんな良い所取りのジャケットなど百貨店やセレクトショップではどうみても5万円以下ではできない、それをビッグヴィジョンで気軽にお求め頂ける価格帯で何とか提供出来ないものか?

こんな考えから企画して完成したのがこちらのジャケットです。


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今回はクラシコイタリアモデルをベースにビッグビジョングループのハンドメイド工場である三久服装でトワルサンプルを駆使して型紙を開発し、それを元にマシンメイド工場の青森工場でサンプルを何度も修正して製品を仕上げました。

早速、見た目のポイントとそれを支える服作りのポイントに分けてご紹介しましょう。

見た目のポイント
ファッションは何と言っても見た目が肝心です。
このジャケットでは次の点がそのポイントになっています。

@ 肩周りや胸の辺りの美しいドレープ

>>>通常、肩パッドをはじめ、胸の増芯、ボリューム感を出すためのフェルト等々の副資材を入れることで肩や胸回りのボリュームを出しますが、それらを一切使わずに表現したこのドレープ感。
マニカカミーチャ(雨降らし)と呼ばれる肩周りから、胸周りにかけてのフンワリ感が良い具合に仕上がりました。


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A ラペルからフロントカット、
  前裾にかけての美しいライン

>>>ジャケットの顔となるのはやはりフロントのラペルから裾にかけてのロールやカッティングによる美しいカーブです。袖もシャープなラインに仕上がりました。
特に、第1ボタン近辺のラペルのロール感および裾に掛けてのラインで、高級感や色気を醸し出しています。
しかし、これらは芯がないことで通常はペロンとなってしまいがちで芯ナシの仕立てではここが見た目の大きなポイントになります。


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B お尻を包み込むようなソフトなシルエット

>>>実験室にあるフラスコのような、腰回りにフンワリ感を持たせたシルエットです。
クラシコイタリア的な男の色気はこういった所からも醸し出されています。


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C 肩や背中や袖など、フロント以外も
  ピックステッチによる総ステッチ仕上げ

>>>クラシコイタリア的な味を出すために必要な無駄?とも感じられる、非常に手間のかかる総ステッチ。縫い目を片倒しと呼ばれる手法により、見た目に段差が付いたような立体感と独特のメリハリを付けています。


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D 見えない裏まで表同様の入念な仕上げ

>>>Appleのスティーブ・ジョブズ氏が製品開発でこだわったのは、マシンの内側や裏側の見えないところの「美しさ」でした。
この一枚仕立て“楽”ジャケットも、アップル製品同様、裏側の仕上げに拘り、表同様に一針一針入念に仕立てて、美しい出来上がりになりました。


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服作りのポイント
ファッションは見た目が肝心ですが、それを支えるのが服作りです。
ビッグヴィジョンが所属するヨシムラグループにはハンドメイド工場とマシンメイド工場が有り、生地から製品まで一貫して生産できる強みを持っています。
そこで、そうした強みを活かした服作りのポイントを改めてご紹介しますと、、、

◎ポイントは3つ

  1.芯地無しでも立体感を表現出来る型紙の作成

  2.副資材(芯・パッド)なしでも仕立て映えする素材選び

  3.整った工場設備と熟練職人によって作られた肩周り・胸回りの立体感

それぞれが実際にどういうことか折角の機会ですから技術的背景を踏まえご紹介しましょう。

服作りポイント1 立体感ある型紙作成
>>>デザインのベースはイタリアのセンツァ・インテルノ(芯を抜いた一枚仕立てアンコン服)
これを参考に、型紙上や縫製上の課題(立体感と軽さ、柔らかさ)を解消していきました。

具体的な型紙はこのような感じです。


画像の中で黒線青点で補色)がベースとなったパターン、これを赤線赤点で補色)のような型紙に修正し、簡単に言うと腰を包み込むようなシルエットに修正を加えました。

そして、物作りは型紙から一気に製品になる訳ではありません。
トワルという見本服作りをして、雰囲気を確認の上、最終的な見本服作りを始めます。



画像は、型紙検証をするための試作品トワルサンプル。



こうして、
立体的なシルエットが綺麗に出ているか確認します。


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服作りポイント2 副資材(芯・パッド)なしでも仕立て映えする素材選び
>>>芯ナシの一枚仕立ての良い点を言えば軽さ、柔らかさ、カジュアルさが挙げられますが、これを逆から言いますと安っぽく見えてしまう難点があります。

そうならないように、作りは勿論、素材選びを強く意識して吟味しました。
結果、選んだのが ロロピアーナ社製ジランダーのホップサック素材。


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ホップサックとは・・・
ビールの苦味をつけるホップを摘み採るときに用いる麻袋の布目に似ているところから、この名がつけられました。
2〜3本の経、緯で織られた、ざっくりした織物です。
ナチュラルな伸縮性があるのでシワになりにくく、通気性もよく、涼感があるので夏物のジャケット地には最適です。

そして今回選んだホップサックは芯無しで一枚仕立てのため敢えて原毛をたっぷり使用した目付のある生地を選びました。このため1年中着回すことが可能です。


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服作りポイント3 整った工場設備と熟練工による肩周り・胸周りの立体感作り
>>>服作りにおいて立体感作りというのは型紙だけでは作り上げることは出来ません。
立体感作りには型紙、そして一番良いのは十分時間を掛けたアイロンワーク(クセ取り)ですが、こちらはハンドメイド工場の三久服装に任せ、マシンメイド工場では整ったプレス設備と熟練工による操作やアイロン仕上げによって行っています。

かくして仕上がったジャケットは、柔らかな曲線に包まれた立体的でフンワリ感のある仕上がりとなりました。

一枚仕立てならではの軽やかさ、エレガントで風を感じるジャケットの誕生です。

気になるお値段と取扱店舗です
高感度高品質、、、そしてお約束の値段にこだわりました。。。

シングルジャケット・・・39,800円(税込み)

しかも、通常価格5,250円のオプション仕様:大見返しと、
通常価格4,200円のオプション仕様:総ステッチが標準仕様で、、、0円と大変お買い得です。

最後に、一枚仕立て“楽”ジャケット
のご注文は下記の店舗で承ってます。数量限定のため全店では展開できないので、特に「俺のところで取扱いた〜い!!!」と言う熱い店長が担当する店舗になりました。
下記の店舗が取り扱い店舗になりますのでどうぞ応援よろしくお願いします。


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取扱店舗

ヨドバシAKIBA店  ヨドバシ吉祥寺店  ヨドバシ横浜店

赤坂店  日比谷店 秋葉原店 渋谷東急プラザ店

横浜店 東京駅地下一番街店   新宿西口店 春日井店

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