織物

織物

横浜店の佐藤(マリサポ)です⚽️

 

今の時期、店頭では春夏物をメインに扱っています。

 

 

 

 

8月下旬になると秋冬物が徐々に入荷してきて

春夏物は気温の変化とともにストックします。

 

 

 

 

 

2月頃になるとまた春夏物が入荷してきて

徐々に秋冬物を片付ける…

 

 

 

 

 

といったサイクルです。

 

 

 

 

 

春夏物と秋冬物の「違い」をよく聞かれますが

素材感や配色のトーンなど色々ありますが

「生地の織り方」もそのひとつです。

 

 

 

 

 

 

 

今回のブログは
織物の三原組織についてです。

 

 

 

 

 

 

まず織物というのはたて糸とよこ糸を直角に交差させ作った布地の事を指しますが

 

その中で最も基本的な
平織り、綾織り、朱子織りの3つを織物の三原組織と言います。

 

 

 

それぞれの織り方の特徴としては…

 

平織り

最もベーシックなもので、たて糸とよこ糸を1本ずつ交互に交差させる織り方が特徴です。

模様は左右対称となり、頑丈・丈夫で、摩擦に強いため、よく利用されています。

厚地の織物は作りにくいですが、平面的でプリントや加工がしやすいです。

代表的な平織りの織物はブロードや羽二重やジョーゼット、タフタなど、春夏物に多くございます。

 

 

綾織り(斜文織り)

糸の交差部分が斜めになるのが特徴です。

できあがった模様は左右非対称になり織組織の関係上、生地の表面はタテ糸の割合が多いです。

平織りに比べると摩擦に弱く強度に欠けますが、地合は密で柔らかく、伸縮性に優れ、シワがよりにくい等のメリットがあります。

綾織り(斜文織り)はデニムやツイードなど、秋冬物に多くございます。

 

 

朱子織り

交錯点が上下左右とも隣接しないように規則的に飛ばした織り方が特徴です。

糸が長く渡る組織のため、なめらかで滑りがよく、光沢があります。

ドレープ性がありますが引っ張りや摩擦に弱いというデメリットがあります。

主にドレスや裏地などに利用されています。

 

朱子織りの代表はサテンです。

 

 

 

以上が基本的な三原組織の特徴になります。

 

 

 

また三原組織のいずれかを基本として変化を加えたものを変化組織

他にも三原組織同士を組み合わせたものや三原組織のどれにも属さない織りをまとめた特別組織など

色々な織物があるのでとても奥が深いものです。

 

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